引きこもり

• ５年前になりますか、20代の引きこもりの女性に会いました。夜になると行動します。過去を尋ねたら素直に話してくれました。原因は推測はできましたが、これだという決め手はありませんでした。外見も話す内容もそうでない女性と変わりはありません。心くばりの出来る賢い、優しい女性で、純粋さは特別でした。付き合いは短期間でしたが、今でも忘れえぬ人です。引きこもりという状態は今始まったことではないと思うのです。人間が人間として生きてきた大昔からの出来事だったと考えてもいいのではないでしようか。人口の数と医学・科学の発達・情報の発達なので知られてきただけであります。自分のパニック障害も、発達障害もここ数十年で注目され始めました。人はどうしても基準を決めたがります。自分がどのラインで生きているのかは実際はわかってません。引きこもりの人はどうしても奇異な目で見られてますが、誰もが引きこもりの状態になる可能性はあります。戦後生きてきた私はその時代はそんな状態にならなかったです。食べ物も着る物もなかったし、過保護にしてくれる者も居なかった。親も生きるのが精一杯だったから。その時つまずく暇もなかったのですが、人生半ばにひどい引きこもり状態になったんです。大人のはしかと同じで大人になってかかった引きこもり状態はひどかったなあ～