今なら・・・

  1. 年を取りました。年は取りたくはありませんが、悪いことばかりじゃないです。若い時代に見えていた景色も違って観えている。今ならきっと娘を心の病気に追いやることはなかったんじゃないかと思うのです。孫はなかなか手強くて親は本気で彼と戦ってます。しつけも頑張ってます。彼は団体行動が苦手で、自由奔放に生きてます。こどもが他人と違う行動をとると親は不安で不安でね。孫は理数系が好きで、文系は苦手。娘はちよびっと不安になってます。いや、いや、いや、娘よ、あなたは幸せだよ、これだけ頑張ってりゃ、未来はアインシュタインだよ、それに比べたら、わたしゃあ、あなたの成績には苦労した~と言ってやるのです。彼女結構わたしの皮肉を楽しそうに受け止めてます。礼儀正しい、思いやりのある人に育てようとしてます。間違ってはいないし、頑張ってるんだけど、ユーモアとゆとりが欲しいなあ。それに子ども扱いにせず小さな紳士と話す心構えが欲しい。私は彼とはなるべく敬語を交えて話すことにします。そして納得いかない時は疑問の点を話します。遊びも同年齢として付き合います。めったに叱かったり、大声もだしません。あくまでも理解あるふところが深く、広い祖母さまの役を演じます。真実ですか?そりゃあ、内心自分の素がいつ爆発しないか心配ですけど、それは昔の苦い経験がありますから、(今、娘が私と同じことやってますけど)孫に対する演技力はアカデミー賞まではいかなくても、かなりのもんですが、それがいつの間にか身につきまして、孫と接するのが楽しいです。世間では孫は責任ないから楽という流れですけど、私は娘に謝罪の気持が多すぎてせめて孫には責任ある行動をとり、出来るだけ娘に協力したいと思っとるんです。年をとるとはこういうことなんでしようか。