登校拒否どこまで続くぬかるみぞ

娘は幼稚園から中学三年生まで休んだ記憶が無いのです。それが三年生に入ってから体調の異常を訴え始め、その頃から休むようになりましたが、目立つほどの欠席はなく、無事卒業し高校進学もしました。その頃はまだこどもの心の深刻さには気づかず、やれやれと安心しとりました。高校入学して二ヶ月くらい経ったでしようか、登校拒否が始まりました。結婚した後で尋ねたことがあるんです。[いじめにあってたのは中学生の時なのになして高校生になって始めたん?]高校生になってイジメが無くなったのでほっとしてだらけたと言うではありませんか。こんな登校拒否の仕方もあるのかなとその時思ったものです。しかし娘はどんどん、みるみる変わっていきました。中学時代の苦痛の蓄積が溶岩の如く流れ出てきたのでしよう。それからは自分をも火傷させ周囲の人達にも火の粉をまき散らしてゆくことになるのです。自分も教育のことを全く勉強しなかったわけでもありませんでしたし、登校拒否に関する資料も読みましたが、なるほど、その通りやと考えながらも思考はバラバラでした。最近は中卒だけだと資格の取れない職種が多い。《高校教育はいつ義務教育になりましたか?》せめて高校を卒業して欲しいと願うのは凡人な親心と見栄でしたな~